シャンプーで髪の毛が抜けるのはなぜ?正しい洗い方
シャンプーをするたびに、指や排水溝に絡みつく抜け毛の量を見て、ため息をついている方も多いでしょう。「シャンプーをすると髪が抜けるから、洗う回数を減らした方が良いのでは?」と考える人さえいるかもしれません。しかし、これは大きな誤解です。シャンプー時に抜ける髪の毛のほとんどは、ヘアサイクルによってすでに寿命を迎え、自然に抜け落ちる予定だった「休止期」の髪です。シャンプーという物理的な刺激が、その最後のきっかけを与えているに過ぎません。むしろ、頭皮を不潔にしておくことの方が、毛穴詰まりや炎症を引き起こし、抜け毛を助長する原因となります。問題は、シャンプーをすること自体ではなく、その「やり方」にあるのです。間違ったシャンプー方法は、健康な髪までをも傷つけ、抜け毛を増やしてしまう可能性があります。抜け毛を防ぐための正しいシャンプーのポイントは「優しさ」と「徹底したすすぎ」です。まず、シャンプー剤を付ける前に、ぬるま湯で1〜2分かけて髪と頭皮を十分に予洗いします。これだけで汚れの多くは落ち、シャンプーの泡立ちも良くなります。シャンプー剤は手のひらで泡立ててから、その泡で頭皮をマッサージするように洗います。爪を立ててゴシゴシと擦るのは、頭皮を傷つける最悪の行為です。指の腹を使い、優しく揉み込むように洗いましょう。そして、最も重要なのが「すすぎ」です。シャンプーやコンディショナーの成分が頭皮に残ると、毛穴を塞ぎ、かゆみやフケ、抜け毛の原因となります。洗うのにかけた時間の倍以上の時間をかける意識で、生え際や耳の後ろまで、ぬめり感が完全になくなるまで徹底的に洗い流してください。正しいシャンプーは、抜け毛を増やすのではなく、健やかな髪が育つための土台を作る、大切なスカルプケアなのです。