朝起きて洗面所の鏡の前に立ったときふと自分の髪のボリュームや生え際の形が以前と違うのではないかと不安に襲われた経験を持つ男性は少なくないでしょう。薄毛はゆっくりとしかし確実に進行するため毎日の変化には気づきにくいものですがある日突然写真に写った自分を見たり雨に濡れた髪を見たりして愕然とすることがあります。そのような不安を解消し冷静に現状を把握するために役立つのが自宅でできるセルフチェックであり専門的な分類法を参考にしながら自分の薄毛タイプを診断してみることは非常に有益なプロセスです。まず最も分かりやすいチェックポイントは前頭部の生え際であり前髪を上げて額を露出させ眉毛を上げたときにできる一番上のシワから生え際までの距離を指のあ幅で測ってみるという方法があります。一般的にこの距離が指二本分以上開いている場合や以前に比べて明らかに広くなっている場合は生え際の後退が始まっている可能性が高くこれはハミルトンノーウッド分類における二型や三型への移行を示唆するサインとなります。次に注目すべきは生え際の形状であり中央部分は残っているのに両サイドの角が深く入り込んでいるいわゆるエム字型になっていないかを確認します。エム字の角度が鋭角になりその部分の産毛が細く短くなっているようであれば男性型脱毛症の影響を強く受けている証拠であり早急な対策が必要となります。一方で日本人に多い頭頂部の薄毛いわゆるオー字型は正面からの鏡では確認できないため合わせ鏡を使うかスマートフォンのカメラ機能を使って頭の真上や斜め後ろから撮影して確認する必要があります。つむじ周辺の地肌が以前よりも広く見えたりつむじの渦巻きが不明瞭になって地肌が透けていたりする場合は頭頂部の薄毛が進行している可能性がありこれは自分では気づきにくいだけに定期的な撮影による記録が有効です。また髪の質感をチェックすることも重要で薄毛が進行しているエリアの髪は健康な髪に比べて細く柔らかくなっていることが多く手で触れたときにコシがなくなりセットが崩れやすくなっていることに気づくかもしれません。抜け毛のチェックも欠かせない要素でありシャンプーの際や枕元に落ちている抜け毛の中に短くて細い成長途中の毛が多く混じっている場合はヘアサイクルが乱れて髪が十分に育つ前に抜けてしまっていることを意味しこれは男性型脱毛症の典型的な特徴です。さらに全体的なシルエットの変化にも目を向ける必要があり以前は四角いシルエットだった髪型がトップのボリューム不足により丸みを帯びたシルエットや台形のような形になっていないかを確認します。これらのセルフチェックを行う際には照明の明るさや角度を一定にすることが大切であり蛍光灯の下で見るのと自然光の下で見るのとでは地肌の透け具合が異なって見えるため毎回同じ条件下で観察することで微細な変化を捉えることができます。もしセルフチェックの結果自分の薄毛タイプが特定の分類に当てはまると感じたり進行の兆候が見られたりした場合は一人で悩み続けずに専門のクリニックで正確な診断を受けることをお勧めします。